一人ぽっちのローマ【2016.7イタリア旅行記2】

新婚旅行に失敗して一人ぽっちになった経緯はコチラ⬇︎
午後8時半、定刻通りローマフィウミチーノ空港に到着。ローマは日本とほぼ同じ気温だったが、湿気が少ない分風が吹くと涼しく感じられた。

一人ぽっちだが、タクシーをお願いしていたので探す。すぐにローマ字表記された自分の名前を発見。

「Where is your hasband?」
顔見知りのタクシー運転手ロニ君は開口一番、そう聞いてきた。

そうだよな、夫と二人で行くって連絡したもんな。

「He couldn't get flight ticket.He did'nt have expiration date on his passport.」

とりあえずデタラメな英語で簡単に状況を説明したら、「Oh...I'm sorry,it's very bad news.」などと返ってきたのでどうやら通じた様子だ。

「sorry」ってほかの人にも事情説明したときに言われたんだけど、「可哀想に」ってニュアンスなのね。

午後9時、トラブルを経て一人ぽっちで異国に着くも、顔見知りのロニさんに出会えて安心。

やっぱ知ってる人がいるってホッとするやぁ。


まだ沈みかけた陽の明かりが残る空を車窓から眺めていると、やっと気持ちが落ち着いてきて楽しくなってきた。

空港からタクシーで30分、ホテルに到着するとロニさんが「明日お母さんも来るって連絡貰った。一緒に迎えに行く?」と提案してくれた。

このとき、「Sure!」とでも言っておけば良かったのに、まだローマの真夏事情を知らず、どこか一人でほっつき歩いているかも知れないから、と断ってしまった。


ホテルのフロントにいた男性は初めて見る顔だったけど、日本から母が連絡してくれていたようで、キャンセルになり明日以降は母と同じ部屋に泊まれるようにしている、と説明された。

午後10時。日本時間は午前6時。
Wi-Fi接続をしたあと、夫に無事ホテルへ到着した旨をLINEで報告し、ホテルの目の前にある雑貨屋がまだ開いていたので安いペットボトルの水を何本か買う。

アムステルダムで買ったサンドイッチと水を飲んで、この日は早めに就寝した。

火星人ペガサスの日常

読書と旅行と愛犬&ウサをこよなく愛する一般人。 こっそりタロット占い師をやっています。

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