【2017GW岡山1泊2日】江戸の宿場町・矢掛
「吉備津神社」を出て倉敷方面へ走ること30分。
この時はまだ、宿が「倉敷市」にあると思っていたので、延々続く田舎道にドキドキしながらのドライブであった。
単線ローカル鉄道が自動車道に並走する。姫新線とは別に「井原鉄道」なるものも存在するこの地域、一度だけ1車輌の電車が通るのを見た。
結局、田舎道のまま宿に到着。
ここで初めて、宿の一帯が「倉敷市」ではなく「小田郡矢掛町」にあることを知ったおバカ達。
矢掛町は江戸時代、山陽道の宿場町として栄えた。古民家を改造したホテルは古色蒼然としていて居心地の良い空間だった。
夏場になると蛍も見えるという。まだシーズンではなかったのが少し残念ではあるが、この宿はロッジ風の客室で独立した空間になっているので『居住している』気分も味わえる。ロフト付き2階建の部屋なので子供連れにも最適といえるだろう。また、連泊するのにも良いかも知れない。
朝・夕付きでGW中だが宿泊費は1人17,000円程度、休日価格ということを考えるとけして高くはない。
夕ご飯は瀬戸内の旬をふんだんに味わえるメニューで大満足。ただ、同じく瀬戸内に近い兵庫県からの旅行では目新しさや珍しさはない。去年行った高知県の宿が刺身だけで10種類近くあり、食べきれないほどの量だったから我々の食事評価はごく普通だが、一般的には素晴らしい料理だと思う。
岡山は農業・漁業ともに盛んなので海の幸もフルーツも楽しめる。しかしフルーツに関しては4月末頃のイチゴ以外は6月以降に桃、スイカ、ぶどう、などが出てくるため夏や秋に行くのが一番のような気もした。
夜は普段なかなか見ることのできない星空を眺めて、ゆっくりと過ごす。この宿から車で30分ほど走ると「美星町」(今は市町村合併により町名は地図から消えている)という場所があり、天文台で星空を楽しめるツアーも敢行されていた。時間があれば行ってみるのもオススメである。
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